F14 2017 1 3

 アメリカには、F14トムキャットという空母艦載機がありました。
この戦闘機は、日本では、
トム・クルーズ主演の「トップガン」(1986年)という映画で有名になりました。
F14は傑作機でありましたが、2006年には完全退役となりました。
 この戦闘機は、今では珍しい「可変翼」の戦闘機ということで、
多くの人の記憶に残っているでしょう。
 実は、F14トムキャットは、まだ、現役で空を飛んでいるのです。
それは、イラン空軍において現役の戦闘機として運用されています。
 なぜ、アメリカと対立しているイランに、
アメリカの傑作機があるのか。
 それは、イランにおいては、イスラム革命前は、
パーレビ皇帝による「パーレビ体制」が続いていたのです。
その時は、イランは、どちらかというと「親米国家」だったのです。
 地政学でいえば、イランという地理的な位置に、
「親米国家」があるのは、大きなメリットがありました。
逆に、当時のソ連にとっては、痛手だったと思います。
 だからこそ、アメリカは、
傑作機であるF14をイランに輸出したのだと思います。
 その後、イランでは、イスラム革命により、
反米国家になりましたが、
F14は、イランの主力戦闘機として運用されました。
 イランが反米国家になり、整備部品の供給が途絶えましたが、
おそらく「共食い」という手法で運用してきたのだと思います。
 つまり、故障が多くなったF14の何機は、空を飛ばすのではなく、
「パーツ取り」として活用するのです。
そういうわけで、現役で空を飛べるF14は数が少なくなっていったと思います。
 ウイキペディアによると、
「2006年にアメリカ海軍からトムキャットが全機退役すると、
多くのパーツが密輸入を含む様々なルートから調達された」とあります。
 さて、イランでは、経済的な問題から、
時々、大規模な「反政府デモ」が起こったというニュースが流れます。
 イランが、かつてのように親米国家になる日は来るのか。
それとも、反米でなくても、インドのような国になる日は来るのか。
現状では、全く見通せないでしょう。
 中東は、「不完全燃焼」という時代が続くかもしれません。
しかし、「完全燃焼」という「最終的な戦争」が起こる時、
中東は、一気に見通せるようになるでしょう。

新しいエルサレム New Yerushalayim 2009 7 5

 同時代の人には、今、起こっていることが理解できないでしょうが、
後世の人たちには、「新しいエルサレム」と認識されるでしょう。
西洋文明と東洋文明の終着駅。
 未来は、突然、未来になるわけではありません。
最初は、現在に、小さな小さな流れができて、
それが、やがて大河(未来)となるのです。

旧約聖書 「エゼキエル書」
 エゼキエルは、谷で、たくさんの人骨を見つけます。
そこで、エゼキエルは、神から言われたとおり、こんなことを言うのです。
「枯れた骨よ。
主の言葉を聞け。
主は、こう言われる。
見よ、私は、お前たちに魂を吹き込む。
すると、お前たちは生き返るだろう。」
 エゼキエルが、こう言うと、不思議なことに、
カタカタと音を立てて、骨が集まってきて、
その骨の上に、筋肉がついてきて、さらに皮膚までできたのです。
そして、その肉体に、魂が吹き込まれると、
人間として甦ったのです。






















































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